古文から、地学の情報!

 国語の古文で、鴨長明の『方丈記』を習うと思います。

 

 鴨長明は、平安時代末期から、鎌倉時代を生きた人です。方丈記には、当時を襲った、災害についての記述がいくつか取り上げられています。

 

 1185年に起きた文治地震についても取り上げられています。

 

 wikiで調べると、その関連から、それが富山にも影響を与えたことを知ることができます。

 

 現在の黒部市生地のあたりでしょうか、そのあたりに地震の影響で大津波が押し寄せ、村が海中に没したという記録もありました。

 

 https://www.toyatabi.com/kuroiku/niiji.html

 

 その話とは別に、養和の飢饉の記述から、寒冷化とも関連がるのかと思いました。

 ちなみに、平安時代の貴族中心の時代から、武家の時代に変わりますが、寒冷化が原因の一つなのかもしれません。

 なぜなら、温暖な時期は、1100年をピークに寒冷化が、1400年から1500年頃まで進んだと考えられているらしいからです。

 寒くなると、作物の収穫量が減ります。食べるに困るまでになったとしたらですが、力づくになって確保することになると思います。

 それで、武力を持つ武家が強くなったのかなと。仮説ですが、そんな可能性もあるかもです。

 

 古文の方丈記から、理科の地球科学についての知見を得ているのですが、こんな感じで、関連のないと自分では思っている分野であっても、かかわりあったりします。

 

 興味や好奇心があると、なぜこんなことを勉強しているかという内容も、実は、自分の関心のあることについてのヒントであることに気付くこともあると思います。

 興味や好奇心がもとにあることが、学習に取りくむ上でも大切なのではと思います。